TRIP POD fukuoka

特別な場所に行ったり、景色を見たりとはまた違った旅先での楽しみ方。スーパーに行ったり、カフェでお茶をしたり、現地の人と同じような時間の過ごし方を体験する事で、その土地での「生活感」や「文化」を楽しむ。
ここではたくさんの駄菓子を自由に食べることができる。どことなく既視感を感じさせる木箱には、名前を聞いたら大抵の人が食べたことがあるようなたくさんの駄菓子が詰め込まれている。私からすると、そんな懐かしさすら覚える駄菓子も、若い人たちや海外から訪れた人たちにとっては、目新しいものとなる。そんな日本の文化とも言える駄菓子を楽しむためのホステルである。
文化的、懐古的な空間を目指し、トラディショナルな雰囲気を創出するため、エントランス部分は木材を多用した壁面や格天井とした。また、ベッドには暖簾や畳敷を採用した。
このプロジェクトでは、店舗デザインに加え、ブラケット照明やベッドなどの家具デザインの他、飲食店からホテルへの用途変更や旅館業開業にかかる一連の業務全体を担当した。

Project outline

プロジェクト:TRIPPOD FUKUOKA
用途:ホステル
立地:福岡市中央区
計画規模:テナントビル2,3F
延床面積:314.28㎡
設計期間:2016年12月〜2017年3月
施工期間:2017年8月〜2017年9月

Contents

業務内容:内装デザイン , 家具デザイン
     用途変更及び旅館業開業にかかるPM全般
設計協力:小塩悟建築設計事務所
ロゴデザイン:FIRSTORDER
施工:翔美
PHOTO:USHIRO STUDIO